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アトランシアのエレキベースについて

アトランシアのエレキベース

エレキベースを選ぶ際、ほとんどの方がまずはフェンダーやリッケンバッカーといったアメリカンブランドに目を向けてしまいがちです。
しかし、日本にも数多くの素晴らしいベースメーカーが存在しています。その中でも、独特の設計思想から「孤高の存在」「国産最高峰」と呼ばれているのがアトランシアです。

あまり耳馴染みのないブランド名かもしれません。しかし、日本で誕生したアトランシアは今、世界中のベーシストから高い注目を集めています。

それでは、MADE IN JAPANの雄、アトランシアベースの魅力に迫ってみましょう。

アトランシア・ベースの特徴

どうしてアトランシアが孤高の存在と呼ばれ、多くのベーシストの注目を集めているのでしょう?まずはその特徴をチェックしてみたいと思います。

独創的なボディシェイプ

アトランシアではほとんどのモデルで独創的なボディシェイプが採用されています。1950年代にフェンダーがプレシジョンベースやジャズベースで成功を収めてから、多くのメーカーがこのデザインを元にして新しいエレキベースを生み出してきました。
しかし、アトランシアの場合、全く違った思想を持ち、ゼロからエレキベースという楽器を設計してきたのです。その結果として、既存のどのエレキベースともまったく異なった独創的なシェイプの楽器が誕生しました。

もちろん、奇抜なデザインを採用しているベースメーカーが他にないわけではありません。もちろん、日本国内でも多くのメーカーがオリジナルシェイプのベース作りに挑戦しています。
そんな中で、どうしてアトランシアが飛びぬけて高い評価を受けているのでしょう?

その最大の理由は、デザイン性よりもエレキベースという楽器としてのサウンドや演奏性を第一に設計されているからです。
電気によって音を増幅するエレキベースですので、ピックアップや電気系サーキットばかりに目が行ってしまいがちになってしまいます。しかし、ピックアップも結局はマイクであり、弦の振動を拾うことによってサウンドが作られます。
では、弦の振動にもっとも大きな影響を与えるのは何でしょう?それがボディシェイプや材である、という考えからアトランシアのベースの設計はスタートしているのです。

さまざまなシェイプや材の組み合わせによる実験を重ねた結果として、あの独創的なシェイプは誕生しました。デザイン面だけを考えて、個性的なモデルを作ることは決して難しいことではありません。
エレキベースとしての最低限の条件を満たす設計さえできていれば、専門家ではなくとも作ることができるでしょう。
事実、1970年代から80年代にかけて、デザインを最優先したエレキベースはいくつも誕生し、消えて行きました。一見するとアトランシア・ベースと、消えていったさまざまなベースメーカーとの間に大きな違いはないように思えます。
しかし、根本的な設計思想が異なっているのです。だからこそ、アトランシアベースは孤高の存在と呼ばれれているのです。

ARCピックアップ

アトランシア・ベースを語る上で、ボディシェイプと同時に外すことができないポイントが、オリジナル設計のARCピックアップでしょう。
各弦のピックアップが独立していますので、高さや角度などそれぞれ個別にセッティングすることが可能となっています。

プレイスタイルや使用するゲージによっては、通常のピックアップではベストな状態にセッティングすることができない、というケースも少なくありません。
それぞれの弦の太さは異なりますし、貼られている位置だって違います。本来であればそれぞれの弦に対してベストなピックアップの高さや角度があるはずです。しかし、従来のピックアップではそこまで細かいセッティングをすることができませんでした。どこかで妥協しなければならなかったのです。

ARCピックアップを搭載することによって、弦毎にセッティングできますので、一切妥協することなく理想的なサウンドを生み出すことが可能となったのです。

すべてのベーシストにフィットする楽器なんてない

アトランシアは非常に多くのモデルをラインナップしています。それぞれボディシェイプや材、ピックアップやサーキットも異なっています。
どうして、これほどまでに多くのモデルを作る必要があったのでしょう?

この答えはとてもシンプルなものです。プレイする音楽のジャンルやプレイヤーの好みによって、ベストなベースは変わってきます。
極端に言ってしまえば、10人のベーシストにとってベストなベースを作るには10本の異なったベースを作らなければなりません。

ラインナップを増やすことによって、アトランシアは多くのベーシストのニーズに応えようとしているのです。

アトランシア・ベースのラインナップ

それでは、アトランシアの代表的なモデルをご紹介してみましょう。

ガーランド

近年のアトランシア・ベースのもっとも代表的なモデルがガーランドです。シンプルなデザインに、アトランシアオリジナルのARCピックアップを搭載することによって、幅広いジャンルに対応することのできるベースとなっています。
プレイアビリティも非常に高いことから、アトランシアでも特に高い人気を集めている1本です。

ヴィクトリア

セミホロー構造を採用したモデルがビクトリアです。搭載されているアクティブイコライザーを駆使することによって、ウッディな甘いサウンドから、タイトで抜けの良いサウンドまで幅広く対応することが可能となっています。

コンコード

ボディをくりぬかれたフィンガーレストが印象的なモデルです。アトランシアの代表機種の1つですので、さまざまなピックアップレイアウトやサーキットを搭載したモデルが用意されています。

ペガサス

アトランシア・ベースの中でも特に個性的なボディシェイプを採用しているベースがペガサスでしょう。複数の材を組み合わせることによって緻密に作り上げられたアトランシア・ベースのフラッグシップ的なモデルとなっています。

ジュピター

ペガサスとは対照的に、アトランシアの中でももっともおとなしいボディシェイプを作用しているのがジュピターです。フェンダー系エレキベースを彷彿させるようなシンプルなベースです。

オーダーメイド

アトランシアでは、オーダーメイドも可能となっています。ラインナップされている基本モデルをベースにしたものはもちろん、フルオーダーをすることもできます。
もし、自分に合ったモデルを見つけることができなければ、オーダーであなただけのベースを作ってみてはいかがでしょうか?

国内にもすぐれたエレキベースメーカーは数多く存在しています。その中でもアトランシアは強烈な存在感を放っています。