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《手の小さい女性でも弾きやすい》ショートスケールのベース

ショートスケールのベース Fender Bronco Bass

ベースのスケール(ナットからブリッジまでの長さ)は、ロングスケールといわれる34インチ(約86.4cm)のものが一般的です。ギターの一般的なスケールは64cm程度なので、ベースのほうが20cm以上も長く、このことが「ベースは手の小さい方や女性には向かない」というイメージを持たれる一因となっています。が、中には通常のロングスケールより比較的短めのスケールのベースも存在します。そこで当記事では、そんな短めのスケールを持ったベースを特集していきます。

小柄な女性でも弾きやすい!ショートスケールギターの魅力とは? – エレキギター博士

ベースのスケールの種類

まずベースのスケールにはどのような種類があるでしょう。もっとも一般的なのは、前述の34インチ(約86.4cm)のロングスケールと呼ばれるもので、通常のジャズベースやプレシジョンベースはこのスケールが採用されています。これより短いものでは30インチ(約76.2cm)のショートスケールや、ロングスケールとショートスケールの中間の32インチ(約81.3cm)のミディアムスケールがあります。
もともとこれらのスケールが前提として作られたモデルもありますが、ショートスケールのジャズベース、ミディアムスケールのプレシジョンベースなど、既存のモデルにロングスケールより短いスケールを採用したベースも多いです。
一方ロングスケールよりさらに長い35インチ(88.9cm)のスケールもあり、エキストラロングスケールと呼ばれます。こちらは多弦ベースなどによく採用されます。


The Rolling Stones-Jumpin’ Jack Flash
ベースはビル・ワイマン。1991年までローリングストーンズのベーシストでした。ストーンズに加入した1960年代から70年代中盤までムスタングベースをメインに使用していました。

スケールが変わるとなにがかわる?

ベースなどの弦楽器の特性として、弦の振動する長さが長いほど・弦の質量が重いほど・弦にかかっているテンション(張力)が緩いほど、音程が低くなります。見方を変えると、まったく同じ太さと材質の弦(=質量が同じ弦)をロングスケール・ショートスケールそれぞれのベースに張り、同じ音程にチューニングする場合、弦の振動する部分の短いショートスケールの方が、より張力を緩くする必要があります。つまりショートスケールのベースはロングスケールのベースと比較してテンションは緩くなる傾向にあるのです。
多弦ベースにエキストラロングスケールがよく使わるのもおなじ考え方からで、どうしても緩くなりがちなLow-Bなどの低音弦のテンションを少しでも稼ぐために、より長いスケールを採用しているのです。

ショートスケールのメリット・デメリット

メリットとしてまず挙がるのは、やはり弾きやすいということでしょう。スケールが短くなれば当然ナックの長さやフレットの間隔も短くなり、これに伴いボディーや楽器全体も小さくなるため、当然演奏性は向上していきます。

デメリットとしては、テンションの緩さに起因する音質の変化が挙げられます。テンションがきつめのベースと比較すると、張りのある音質を得ることが難しくなるのです。ただ、音質の良し悪しに関しては個々の好みにより様々なので、ショートスケールの音が好きで弾いているというベーシストも当然います。テンションが緩くなることによる変化としては、サスティーン(音の伸び)が長くなることも挙げられます。こちらに関してはメリットと捉えられることが多いです。なお、このテンションの緩さは太い弦を張ることにより多少解消できます。

また、楽器や弦を探しにくいこともショートスケールのデメリットといえるでしょう。演奏性が高いという楽器の特性からか、ショートスケールのベースの多くは初心者向けの廉価なものとなっており、同じショートスケールで比較的いいベースに買い替えをしようとした場合、選択肢がかなり少なくなってしまうのです。弦に関してもロングスケール用の弦等も張れないわけではないのですが、やはりショートスケール専用のものを張るのが望ましいでしょう。しかし、ショートスケールの弦は種類自体がが多くないうえ、在庫があまりない楽器店も多いです。

ショートスケールの代表的モデル

もともとショートスケールの楽器としてデザインベースの中から、代表的な2モデルを紹介します。


東京事変-勝ち戦
ベースは亀田誠治。66年製のジャズベースが彼のトレードマークとなっていますが、この動画のようにムスタングベースを弾く場面もしばしば見られます。

フェンダー・ムスタングベース

フェンダー・ムスタングベース

エレクトリックベースの生みの親であるレオ・フェンダーがフェンダー社で最後にデザインしたベースがムスタングベースです。ムスタングギター(単にムスタングと呼ぶことが多い)のベースバージョンとして1966年に発売されました。プレシジョンベースと似た1基のスプリットコイルピックアップが搭載されており、コントロールは1ボリューム1トーンとなっています。
フェンダー・ムスタング・ベース

ギブソンSGベース

SG・スタンダード・ベース 2015

ギブソン社は1950年代にエレキベースの生産を始めてからしばらくの間は、ショートスケールのベースのみを作っていました。これらはEBというシリーズ名が名づけられており、SGベースはその3番目のモデル、つまりEB-3となります。このEB-3はギターのSGと同様の、ダブルカッタウェイが特徴的なボディシェイプを持っていたためSGベースという愛称で知られるようになります。その後1970年代後半にEB-3の生産は打ち切られますが、後に正式にSGベースというモデル名が付けられ再度作られるようになります。EB-1・EB-2は1ピックアップなのに対し、SGベースは2基のハムバッキングピックアップが搭載されています。コントロールは、EB-3のころには4ウェイスイッチと呼ばれるピックアップのセレクターが付き、トーンも各ピックアップに対応したものが付いていましたが、SGベースとなってからは2ボリューム・1トーンというジャズベースと同様のシンプルなものに変更されています。
ギブソンSGベース


Jack bruce-sunshine of your love(from “Golden Days”)
ベースはジャック・ブルース。エリック・クラプトンが所属したバンド「クリーム」のベーシストです。この動画では別のものを弾いていますが、クリーム時代はギブソンSGベースを愛用していました。これは、テンションが緩くチョーキングがしやすいから、という理由のようです。

ショート・ミディアムスケールの価格帯別お勧めベース

本体実売価格~¥30,000

Squier by Fender Bronco Bass

Fender Bronco Bass

フェンダーの傘下ブランド、スクワイアのブロンコベースです。ブロンコベースとはムスタングベースと似たボディシェイプを持ったショーとスケールのベースです。ムスタングベースはスプリットコイルピックアップが搭載されているのに対し、ブロンコベースではシングルコイルとなっています。本器はアジア工場での生産により、リーズナブルな価格を実現しています。

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Epiphone EB-0

Epiphone EB-0

ギブソンの直系ブランド、エピフォンによるSGベースです。一般的なSGベースと違い、1ピックアップ・1ボリューム・1トーンというシンプルな仕様となっています。ベースの全長が1070mmとコンパクトなため、取り回しがよく扱いやすい楽器になっています。

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Bacchus UNIVERSE Series WJB-mini

Bacchus WJB-mini

バッカスのジャズベーススタイルのミニベースです。スケールは一般的なショートスケールよりさらに短い750mmとなっておりボディ全体もエレキギター程度の大きさなので、ギタリストが弾くベースとしてもオススメできます。

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本体実売価格¥30,000~¥60,000

Grass Roots G-AM-55MS/R

Grass Roots G-AM-55MS/R

ESPの人気機種「AMAZE」のコストパフォーマンスモデルです。ミディアムスケールのジャズベースタイプのベースです。指板の幅も若干スリムになっており、手が小さくてもスムースなフィンガリングが可能になります。弦を裏通しにすることにより、スケールが短くなった分の弦のテンションを稼いでいます。

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Hofner Ignition CV Bass

Hofner Ignition CV Bass

ポール・マッカートニーが愛用していることで知られているバイオリンベースのエントリーモデルです。ショートスケールが採用されています。2つのピックアップのオン・オフスイッチ、音質を切り替えるリズム/ソロスイッチという独特のコントロールを持っています。

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Squier by Fender Vintage Modified Jaguar Bass Special SS

Vintage Modified Jaguar Bass Special SS

スクワイアブランドのジャガーベースです。ショートスケールが採用されています。このモデルは通常のジャガーベースとは違い、PJタイプのピックアップレイアウトになっており、コントロールも2ボリューム1トーンというシンプルなものになっています。
フェンダー・ジャガー・ベース

本体実売価格¥60,000~¥100,000

Fender Mexico Mustang Bass PJ

Mustang Bass PJ

フェンダーメキシコのムスタングベースです。こちらのモデルには、通常のムスタングベースと同様のスプリットコイルピックアップに加えシングルコイルピックアップも搭載された、いわゆるPJタイプのレイアウトとなっているため、幅広い音作りが可能です。これらのピックアップの切り替えは3ウェイピックアップスイッチにより行います。

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Danelectro LONGHORN BASS

Danelectro LONGHORN BASS

深いカッタウェイがなど個性的なルックスが特徴的なロングホーンベースです。ショートスケールが採用されています。メゾナイトと呼ばれる素材でできたセミホロウ構造のボディから、独特のクセをもった高音域とブリブリした低音域のサウンドが生まれます。

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Fender Aerodyne Jazz Bass Medium Scale

Fender Japann AJB

ルックスと演奏性を向上させた曲面仕上げのボディを持つ、エアロダインシリーズのミディアムスケールジャズベースです。フェンダーの国産シリーズ「フェンダージャパンエクスクルーシブシリーズ」からラインナップされています。ボディ材には、鳴りがよく軽量なバスウッドが採用されています。
フェンダー・ジャパンのジャズベース

本体実売価格¥100,000~

ATELIER Z babyZ-4J

国産アクティブジャズベースの有名ブランドアトリエZにより「使えるショートスケールベース」というコンセプトの元に作られたジャズベースタイプのベースです。同社の代表モデルであるMシリーズのサウンドをショートスケールで再現しています。

Gibson SG Standard Bass

SG・スタンダード・ベース 2015

ロックベースの定番SGベースです。2つのハムバッキングピックアップが搭載されており、図太いサウンドが得られます。コントロールは2ボリューム・1トーンとなっています。

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Killer KB-IMPULSS JJ 15

Killer KB-IMPULSS JJ 15

変形ベースの定番モデル、インパルスです。ミディアムスケールが採用されています。ボディ・ネックともメイプル材で作られており、強いアタック感と分厚い低音を出力します。PJタイプのピックアップ配置のモデルもあります。

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