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アストン・ファミリーマン・バレット

使用ベース】 : Fender JazzBass
【所属バンド】 : ボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズ

【本名】アストン・フランシス・バレット
【生年月日】1946年11月22日
【出身地】ジャマイカ キングストン

言わずと知れたボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズのベーシストであり、レゲエ界のレジェンドとして今なお現役ベーシストとして世界を踊らせ続ける男、それがアストン・ファミリーマン・バレット。ブラック・ミュージックにおけるベースの方向性を決定付けた歌うようなフレージングの数々、タメの効いたグルーヴ、そして低音を強調したウォームかつパワフルなトーン。ボブ・マーリィのサウンドを支えるブレインとしても才能を発揮し、ウェイラーズを牽引し続けたアストンの魅力とは?

ブラック・ミュージックのボトムを作り上げた男

ファミリーマンと言うニックネームは52人の子供の父親であることに由来している。まさに彼のエネルギッシュな生き様を物語るエピソードであるが、そのパッションは音楽界にも数々の子供(フォロワー)を残したと言えるだろう。ボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズのブレインとして、ボブの才能溢れる楽曲たちをレゲエ・ミュージックとして具現化し、バンドを牽引し続けたファミリーマン。ヒッピー・ボーイズ、アップセッターズといったセッション・バンドでの経験を経てザ・ウェイラーズに参加したファミリーマン。ザ・ウェイラーズは72年にリリースされた「キャッチ・ア・ファイアー」で世界的なデビューを果たし、73年に2nd「バーニン」がリリースされるころにはボブ・マーリィとザ・ウェイラーズの人気は確固たるものとなっていた。しかしながらボブとバニー・リヴィングストン、ピーター・トッシュの不和から74年にザ・ウェイラーズは解散する。

屈指の名盤「LIVE!」の誕生

BOB MARLEY & THE WAILERS Live!

ザ・ウェイラーズからボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズに改名して再結成を果たし、「ナッティ・ドレッド」を発表。翌75年には、ついに歴史的傑作となるライヴ盤「LIVE!」を発表。バニー・リヴィングストン、ピーター・トッシュというフロントマンを失ったザ・ウェイラーズが、その不在を埋めるべく感情の赴くままに吐き出したグルーヴが生々しくパッケージされている。
ボブの歌も素晴らしく、「ノー・ウーマン、ノー・クライ」は何度聴いても泣ける名演。その後「ラスタマン・バイブレーション」「エクソダス」「サヴァイバル」「アップライジング」とブラック・ミュージックのみならず、ロックやソウルにも大きな影響を与える名作を発表し続けた後、81年にボブが病死。ボブ・マーリィの死後も、ファマリーマンはザ・ウェイラーズの中心人物として活動を続けている。

ブラック・ミュージックの基礎を作り上げた機材

全盛期のザ・ウェイラーズを支えたのは73年製のフェンダー・ジャズベース。これにAcousticのアンプを組み合わせてウォームかつ図太いトーンを生み出していた。現在でも現役のファミリーマンの使用機材はBass Collection製のJazzBassタイプのモデルとAmpegのSVT-4PRO。70年代同様、圧倒的にグルーヴィなサウンドで世界中の音楽ファンを踊らせ続けている。

名盤:エクソダス

Bob Marley & the Wailers「Exodus」

ファミリーマンの名演といえば「LIVE!」を挙げる人がほとんどかもしれない。レゲエ・ファン、ベーシストのみならず全音楽ファン必聴というべき名盤なのでここではあえて挙げないが、「LIVE!」は絶対に聴くべき1枚であることは譲れない。そして、ベーシスト的なファミリーマンの1枚を選ぶとすれば「エクソダス」を選びたい。シンプルかつタメの効いたリフが、「これぞレゲエのベース」と感じさせてくれる「ナチュラル・ミスティーク」で幕を開け、アルバム・タイトルとなった「エクソダス」の呪術的な魅力を秘めたグルーヴにノックアウトされ、「ワン・ラヴ」のメロディを口ずさむ。普段レゲエに触れる機会のないベーシストの方にも是非触れていただきたい1枚である。
ちなみにギリギリまで「エクソダス」とどちらを名盤に挙げるか迷った「バーニン」も名演揃いのアルバムなのでオススメ!