オリジナルプレシジョンベースタイプのmomose MTB1-STD
フェンダー・プレシジョンベースは、1951年に世界初のエレキベースとして誕生しました。その後、1957年に一度のモデルチェンジを経つつも、50年もの間世界中のベーシストに愛用され続けています。そこで今回は、プレシジョンベースおよび各社から出ているプレシジョンベースタイプのベースにスポットを当てて、特徴やお勧めモデルなど紹介していきます。
プレシジョンとは、「正確」という意味です。プレシジョンベースが誕生するまで、ポピュラーミュージックの低音楽器といえばウッドベースが主流でした。が、ウッドベースにはフレットがなく、正確な音程で演奏するにはかなりの鍛錬が必要です。しかし、フレットのついたプレシジョンベースが誕生し、初心者のプレーヤーでも容易に「正確」な音程で演奏することが可能になったのです。
スプリットコイルと呼ばれる、2つのコイルが直列に繋がれたピックアップから生み出されるサウンドは中低音域が強調され、他のベースにはない独特の太さがあります。「ボン」という感じのアタックの強めな音が出て、すぐに減衰していくのが特徴です。
コントロールはワンボリュームワントーンとシンプルなもので、音色の多彩さでは他のモデルより劣りますが、この分かりやすさもプレシジョンベースの魅力のひとつといっていいでしょう。
プレシジョンベースのネックは、ジャズベース等のそれに比べ若干太めになっています。このことも太い音色に寄与しいるのです。が、やはり弾きやすさは細めのネックに軍配が上がるため、ネックのみジャズベースのものに交換されることがあります。
ジャズベとプレベ、どっちを選ぶ?
前述のように、プレシジョンベースは1度モデルチェンジを経ており、モデルチェンジ後のものがいわゆるプレシジョンベースとして広く認知されています。が、モデルチェンジ前のものも、オリジナルプレシジョンベースやテレキャスターベースと呼ばれ根強い人気を保っています。ちなみに、テレキャスターベースは、厳密に言えば1970年前後に発売されたオリジナルプレシジョンベースのリイシューモデルのことを指します。
https://www.youtube.com/watch?v=yBtFJc6gDls
Sting – I Can’t Stop Thinking About You (Medley/Live From The American Music Awards/2016)
ベーシストとしてはもとより、ソロアーティストとして世界的に有名です。動画でもわかるように親指を中心とした独特のピッキングが特徴的ですね。1955年製のオリジナルプレシジョンベースを愛用しています。
Sex Pistols – God Save The Queen
sex pistolsのベーシスト。バンドも彼自身もパンクの象徴的な存在で、カリスマ的な人気を誇っています。白いボディに黒いピックガードのプレシジョンベースを愛用していました。
0:01 / 5:00
Tower of Power “Soul With Capital S” Live at Java Jazz Festival 2006
宇宙一のファンクバンドとも賞されるTower of Powerのベーシストです。左手の押弦はほぼ人差し指のみで行い、残りの指はすべて弦のミュートに使うという独特のスタイルで知られています。これにより、サスティーンの極端に短い「プクプク」という音になります。この動画では通常のプレベのピックアップに加えて、リア側にジャズベタイプのピックアップが付いた「PJタイプ」と呼ばれるピックアップ配列の楽器を使用しています。
バードメン(Live) / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
ミッシェルガンエレファントのベーシスト。解散後も様々なバンドやサポート活動を行っています。プレシジョンベース、アンペグのアンプ、ピック弾き、エフェクターは一切使わないという、これぞロックといった演奏スタイルです。
BOBO x ハマ・オカモト(OKAMOTO’S) セッション
OKAMOTO’Sのベーシスト。フェンダー社とのエンドースメント契約により作られたシグネイチャーモデルを使用しています。ちなみに、フェンダー社とエンドースメント契約した日本人ベーシストは彼が初めてです。
おもにこれから楽器を始める方を対象に、プレシジョンベースタイプのお勧めベースを価格帯ごとに紹介してきます。もちろん2本目以降の楽器の購入を検討している方も参考にしてみてください。
UNIVERSE seriesと呼ばれる、Bacchusのエントリーシリーズのプレベモデルです。ボディ材にはポプラ、ネックにはメイプル、フィンガーボードにはローズウッドが使われています。中国の提携工場で、熟練の職人の監修のもの作られており、安いモデルにありがちな精度の低さを感じさせない仕上がりになっています。
Bacchus BPB‐1Rを…
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PLAYTECHは楽器の通信販売で有名なサウンドハウスが手がけるオリジナルブランドです。特徴はなんと言っても値段でしょう。PB450も税抜きで¥10,000を切るハイコストパフォーマンスモデルになっています。また、比較的渋めの色のものが多いプレべタイプの中にあって、こちらのモデルはパステルなどの派手目なカラーがラインアップされています。
PLAYTECH PB450を…
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ESPのファミリーブランドのGrassRoots。このモデルはアルダーボディーメイプルネックという王道スペックが採用され、ネック幅はジャズベと同じ38mmという手の小さい方でも安心の使用になっています。
GrassRoots G-PB-55Rを…
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エレキベースの本家FenderのファミリーブランドであるSquirerのプレシジョンベースです。ブリッジ寄りにジャズベースタイプのピックアップが配置された、2ピックアップになっているのが特徴的です。このピックアップ配置はPJタイプと呼ばれます。これらのピックアップは独立したコントロールが可能で、スタンダードなプレベサウンドを中心にしつつ様々なサウンドを得ることができます。
Squier by fender affinity precision bass PJを…
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Made in Japanのフェンダープレシジョンベースです。1957年のモデルチェンジ直後のプレシジョンベースのスペックを再現したモデルです。メイプル指板が印象的です。同様に1962年のスペックを再現した ’60s P bassというモデルもあり、こちらはローズウッド指板が採用されています。
フェンダージャパン・プレシジョンベース
fender japan exclusive classic ’50s P bassを…
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1957年のモデルチェンジ以前の、いわゆるオリジナルプレシジョンベースを再現したモデルです。クラシカルな見た目と、泥臭くパワフルなトーンが印象的です。
Squier by fender classic vibe precision bass ’50sを…
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アルダーボディ、メイプルネックなど伝統的なプレシジョンベースのスペックを踏襲しつつ、サークルフレッティングシステムなどのFUJIGEN独自のアイディアも取り入れられた、とても実用的なベースです。ちなみにサークルフレッティングシステムというのは、 各弦と各フレットが直角に交差するようにされたフレット形状のことで、これによりクリアなサウンドと豊かなサスティンを実現しています。
FUJIGEN NPB100を…
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Fender American Professional Precision Bass(Antique Olive)
この価格帯になると本家fender の
などが。フェンダーUSAプレシジョンベース
また他メーカーでも
などを手にすることができます。
2016楽器フェア Providenceブース:トップ材にバックアイ・バールを採用したオールドプレジションタイプのエレキベース5弦モデル
本家fenderでは
など、他メーカーでは
などを手にすることできます。
プレべの売れ筋を…