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ティム・コマーフォード

使用ベース】 : Fender JazzBass、Musicman Stingray、LAKLAND
【所属バンド】 : レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、オーディオスレイヴ

【本名】ティモシー・ロバート・コマーフォード
【生年月日】1968年2月26日
【出身地】アメリカ カルフォルニア

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン

ロックとヒップ・ホップの融合をこれほど自然に、かつ強力に成し得たバンドは後にも先にもレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンをおいて他にはいないだろう。ティム・コマーフォードとブラッド・ウィルク(Dr)による破壊力抜群のリズム隊、ギターをスクラッチさせるなどの破天荒なアイデアを次々にサウンドに落とし込む天才トム・モレロ(Gu)、そして強固な政治的メッセージをリリックにのせてラップするザック・デ・ラ・ロチャ(Vo)の4人によって91年に結成。焼身自殺で抗議する僧侶の写真をアートワークに用いた衝撃のデビュー・アルバム「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」は、凄まじい強度を誇るロックとヒップ・ホップのクロスオーバーを成し遂げた音楽ファンを驚喜させる1枚となった。ティムのベースは隙間を活かしつつ1音1音にパンチを効かせたヒップ・ホップ的アプローチと、クラシック・ロック的なギターとのユニゾン・リフを曲によって使い分け、時折スラップを織り交ぜるという独自のスタイルを既にこのデビューの時点で確立させており、以降このスタイルを突き詰めていく。

イーヴル・エンパイア~バトル・オブ・ロサンゼルス

2ndとなった「イーヴル・エンパイア」、冒頭を飾る「ピープル・オブ・ザ・サン」はグルーヴィなベース・ラインや曲のブリッジ部分での音の差し込み方など、ティムのセンスがキラリと光る。続く「ブルズ・オン・ザ・パレード」のAメロにおける空間を活かしたノリの生み出し方は思わず唸らずにはいられない。続く3rd「バトル・オブ・ロサンゼルス」もレイジらしいチューン満載の名盤だが、やはり2曲目の「ゲリラ・レディオ」は未だに聴く者を圧倒するエネルギーに満ちている。ベース的にも聴きどころは十分のレイジだが、トム・モレロのギミック満載のギターは人とは違ったスタイルでプレイしたいベーシストにも非常に参考になると思うので、こちらも是非注目していただきたい。

オーディオスレイヴ

Revelations

  • アーティスト:Audioslave
  • レーベル:Sbme Special Mkts.( 2006-09-05 )

ザック・デ・ラ・ロチャの脱退に伴い活動停止を余儀なくされたメンバーたちは、サウンドガーデンのクリス・コーネル(Vo)を迎えてオーディオスレイヴを結成。ツェッペリン的なハードロックにクリスのメロディアスかつパワフルに歌い上げるヴォーカルが乗るレイジとは路線の違う歌ものであり、ティムも基本的なプレイ・スタイルは変わらないものの、より歌伴的に仕上げるためにロック寄りのリフに比重を置いている。07年のレイジ再結成までに2枚のアルバムを発表。

使用機材

ベースはフェンダー・ジャズベースミュージックマン・スティングレイ・ベース、LAKLAND などを使用。エフェクトには BOSS のオクターヴやディレイ、サドウスキーのプリアンプも使用。アンプは Ampeg SVT シリーズなどを使用しているようである。

これらの機材を用いて繰り出すサウンドはゴリゴリにロック的な野太いサウンドであり、その低音を効かせた音色だからこそ、隙間を活かしたヒップ・ホップ的なベース・ラインを効果的に聴かせることが出来るのである。打ち込みやサンプリングが多いヒップ・ホップのベースを肉体的なアプローチで造り出してノリを生み出す希有なベーシストがティム・コマーフォードなのである。

名盤:レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン

Rage Against the Machine

  • アーティスト:Rage Against the Machine
  • レーベル:Sony( 1992-11-12 )

どれか1枚を選ぶとしたら、えげつないほどのエネルギーに満ちたデビュー作「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」となるだろう。1曲目ティムとトムのイントロのフレーズが鳴った瞬間にロックの歴史は新たに塗り替えられたと言っても過言ではない。
2曲目の「キリング・オン・ザ・ネーム」における冒頭のベースもシンプルなフレーズながら恐るべき存在感を誇っている。
「テイク・ザ・パワー・バック」のスラップもファンキーで思わず体を動かさずにはいられないグルーヴに満ちている。
ラストを飾る「フリーダム」まで、息も付かせない怒りと闘争心に溢れた音楽史に残る革命的1枚。
ちなみにカバー・アルバム「レネゲイズ」もあり、こちらもアフリカ・バンバータのカバーなど名演揃い、必聴である。