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ブーツィー・コリンズ

ブーツィー・コリンズ

【本名】ウィリアム・コリンズ
【生年月日】1951年10月26日
【出身地】オハイオ州
【使用ベース】 : Fender Jazz Bass、Washburn、Space bass
【所属バンド】 : P-Funk,Parliament, JBズ

ファンク界の最重要ベーシスト

サウンドもルックスも規格外にファンキーなベース・レジェンド。それがブーツィ・コリンズ。ミュートロン(オートワウ)をかませたミョンミョン・サウンドと粘り気のある最高にファンキーなフレージングでファンク・ミュージックの歴史上、もっとも重要なベーシストである。どれくらいファンキーかと言ったら、あのジェームズ・ブラウンの超名曲「セックス・マシーン」のベースを弾いているというエピソードだけで、音楽史に名を残すファンキーな事件である。そしてファンカデリックやパーラメントというP-ファンク・ファミリーでもジョージ・クリントン総帥の右腕として強烈な存在感を発揮しており、「ファンク=ブーツィ」というイメージを持っているベーシストの方も多いのではないだろうか。そんなミスター・ファンク、ブーツィ・コリンズの魅力を紐解いて行きたい。

セックス・マシーン

70年にファンク・ゴッド、ジェームス・ブラウンのバックバンドであるJBズのベーシストに抜擢されたブーツィ。ジェームス・ブラウンの名曲の数々のボトムを支えたブーツィだが、やはり歴史に残る名演はゲロッパで有名な「セックス・マシーン」でのプレイだろう。その後のファンク・ロックのベース・ラインの方向性を決定付け、多くのベーシストに「ファンク=セックス・マシーン」というイメージを植え付けた。ギタリストがファンキーなカッティングを刻むと、いつの間にかセックス・マシーンのリフにそっくりなフレーズを弾いてしまっていたという経験をしたベーシストの方も多いのではないだろうか。とにかく粘っこい。重い。そしてハネてる。もしまだ聴いたことがなければ、是非聴いてほしい。ベーシストならば絶対に聴いて、弾いて、体感すべきグルーヴだ。


James Brown – Sex Machine:April 24, 1971当時のライブの模様はこちら

ファンカデリック〜パーラメント

JBズの他に有名なブーツィの参加したプロジェクトと言えば、やはりPファンクだろう。ジョージ・クリントン率いる最強ファンク軍団Pファンクに属するバンド、ファンカデリックとパーラメント。ブーツィはこの両方でベースをい弾いており、70年代のPファンクの土台を持ち前のファンクネスで支えていた。また、ド派手なそのルックスとキャラクターもPファンクには欠かせない要素となっていたであろうことは容易に想像できる。ブーツィ・サウンドと言われて真っ先に思い浮かべるオートワウを効かせた「ミョーン」というファンキー・ベースもこの時代に生み出されている。そう考えるとファンカデリック&パーラメント、ブーツィの双方にとってなくてはならない時代だったと言えよう。

ブーツィーズ・ラバー・バンド…だけじゃない!

ジェームス・ブラウンやジョージ・クリントンという泣く子も黙る、いや、泣く子も踊りだすファンク・マスターたちとの共演で、グルーヴに磨きをかけたブーツィ先生はソロ作品も数多く生み出している。Pファンク在籍時に確立されていったオートワウ・サウンドとスター然としたそのキャラクターを前面に押し出したブーツィーズ・ラバー・バンドでの活動が、彼のソロワークの中でも代表的な活動と呼べるであろう。
ラバーバンドではないブーツィ・コリンズ名義の中で個人的にオススメなのが「Play With Booty」。アルバム・タイトルにもなっている「Play With Booty」は今のクラブで大音量でかかっていても最高にカッコイイ、ダンス・チューン。お試しあれ。
OOTSY COLLINS – PLAY WITH BOOTSY の動画はこちらから

ズィラトロン


ズィラトロン「ロード・オブ・ザ・ハーヴェスト」

また、覆面ギタリスト・バケットヘッドや鬼才ビル・ラズウェル、故バーニー・ウォーレルらと結成した「ズィラトロン」でもアルバムは1枚ながらも濃厚な作品「Lord of the Harvest」を残している。バケットヘッド、懐かしいな…ガンズ・アンド・ローゼスを脱退してから何をしてるんだろう…出てきた当時は正体がスティーヴ・ヴァイっていう噂もあったな……あ、ブーツィ先生からかなり話が逸れそうだ、失礼。それにしてもこのズィラトロン、メンツが凄い。
とは言え鬼才ビル様が絡んでいるんだから、看板がブーツィだからって普通にファンクなんてさせてくれません。自身もベーシストとしても一流な腕前のビル様は効果音やノイズを担当(笑)、サウンドをまとめつつ彩りを添えている。ミョンミョン・オートワウも覆面ギタリストの超絶変態プレイも楽しめるんだけど、ブーツィの参加作品の中では異色の1枚。興味のある方は是非。

スティーヴィー・サラス・ハードウェア

それとブーツィの参加したバンドで、何故かあまり語られることのないのが「スティーヴィー・サラス・ハードウェア」。ジミヘンの再来と呼ばれたファンキー・ハードロック・ギター野郎であるスティーヴィー・サラス、そしてドラムにジミ・ヘンドリックス・バンド・オブ・ジプシーズのバディ・マイルスというとんでもなくブッ飛んだファンキーな編成なのに、今となっては忘却の彼方に…。悔しいのでハードウェアについては名盤の項目でじっくりと語らせていただこう。
HARDWARE GOT A FEELIN’ の動画はこちらから

機材〜スペース・ベースとミュートロンとブーツィ

washburn-space-bass Washburn 製 Space Bass

ブーツィと言えば真っ先に思い浮かぶのが星型のベース、通称スペース・ベース。見た目のインパクトが凄すぎるうえに、ピックアップが多すぎる(笑)しかもモデルによってはピカピカ光る電飾付き。ブーツィは腕利きのクラフトマンに依頼してスペース・ベースを製作しているが、Washburn や Warwick もシグネイチャー・モデルとしてスペース・ベース製作に携わっている。もしあなたが持ったならば対バンのベーシストやお客さんのファンキーおじさんに「ブーツィ好きなの?」と声をかけられること必至。
ワーウィック・ベース

Warwick Streamer LX4 Warwick 製 Space Bass

サウンドは、とにかく聴けばブーツィだと分かるオートワウを惜しみなく効かせたスラップ・サウンド。オートワウをかけすぎて多少低音が削られようとも躊躇なんてしない潔さ。それがファンク・ベース・マスター。そのサウンドの要となるオートワウはMusitronics社製のミュートロンIII。あとはElectro-Harmonixのビッグ・マフ。その他いろいろ使ってるけど、ブーツィ・サウンドを目指すならやはりオートワウをゲットすべし。

名盤:スティーヴィー・サラス・ハードウェア「サード・アイ」

ブーツィ・コリンズの名盤。そりゃたくさんある。セックス・マシーンだって聴かねばならぬ。Pファンク関連作品だってファンク好きなら避けては通れないだろう。ソロ名義だってラバー・バンドだってクラバーたちを躍らせる名盤がたくさんある。が、ここはあえて!スティーヴィー・サラス、バディ・マイルスと結成したスティーヴィー・サラス・ハードウェアが唯一残した作品「サード・アイ/THIRDEYE」を激推ししたいと思う。
スティーヴィー・サラスが大好きだった筆者が、学生時代に初めてブーツィのプレイを耳にしたのがこのハードウェアでのプレイだった。ちなみにスティーヴィー・サラスのアルバムには、C.J.デヴィラ、T.M.スティーブンスなど、凄まじいグルーヴを放つベーシストがこぞって参加しているので、ベーシストならチェックしてみると新しい発見があると思う。

で、「サード・アイ」である。もうメンツだけで踊りたくなるトリオ編成。1枚しかアルバムを出していない短期間のバンドだったとはいえ、なんでこのバンドがもっとブーツィやサラスのキャリアで語られることが少ないのか謎である。それくらい完成度が高いファンキーなアルバムである。まず1曲目「Got a Feelin’」のイントロ。「そうそう、これこれ、スティーヴィー・サラスってこういうギターだよね」というファンキーなギターから始まる。2曲目の「Waiting On You」ではブーツィ先生もお得意のスラップを披露。しかしこのバンドの特筆すべきはブーツィ・コリンズの他の参加作品と比べて、ブーツィがバンドのメンバーに徹しているところである。スターであるブーツィでなく、堅実に、そしてファンキーに、グルーヴを支えるブーツィのプレイを楽しめる。相方がバディ・マイルスというのも贅沢でいい。楽曲もソウルフルなバラードあり、ハードなファンク・チューンありの名盤!ブーツィ聴くならJBズ、パーラメントのあとはハードウェアで!

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